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2017年2月のグレーターバンクーバー、及びフレザーバレーの市場統計が発表されました。

2017年2月のグレーター・バンクーバー及び、フレーザーバレーの不動産市場統計が発表されました。

グレーターバンクーバー市場

昨年の後半から急激に減小した売買軒数ですが、2月は合計で2,425軒が売買され、これは昨年同月比では-41.9%と大幅減となっています。過去10年間の平均水準からも7.7%低い数字となりました。分析としては①スローダウンした市場の状況を考慮した結果、売り手側が売り控える、という現象が起こっており、春になっても新規リスティングが一向に増えない、②例年にない積雪で、春の訪れが遅い、が原因と考えられています。2月の新規リスティング数は3,666軒で、昨年比でー36.9%も減少し、2003年以降最低水準となりました。現在の売り物件数は合計で7,594軒で、依然強い購買需要に追いつかず、結果として売れ筋の物件タイプや価格帯ではオファー競合による価格上昇が始まっています。売買軒数自体は激減しているものの、価格的にはほぼ横ばいから微増に転じています

住宅平均価格 $906,700 6ヶ月比 -2.8% 先月比 +1.2%

一戸建て 売買軒数 745 昨年同月比 -58.1% 中間価格 $1,474,200 6ヶ月比 -6.5% 先月比 +/-0%

コンドミニアム 売買件数 1,275 昨年同月比 -28.8% 中間価格 $526,300 6ヶ月比 +2.3% 先月比 +2.7%

タウンハウス 売買軒数 404 昨年同月比 -33.1% 中間価格 $675,500 6ヶ月比 -0.3% 先月比 +1.3%

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フレーザーバレー市場

サレーやラングレーを中心としたフレーザーバレーの不動産市場は、2月に入り過去10年平均と同じ水準で売買が成立しており、合計で1,396軒が売買されました。これは昨年同月の繁盛期と比べると-41.5%という数字ですが、先月1月に比べて+43%ですので、春になって再度市場が活発化してきています。売買軒数の内訳は、一戸建て636軒、タウンハウス369軒、コンドミニアム391軒で、半数以上を若年層に人気の集合住宅が占めています。新規売り出し物件も序所に増えてきていますが、まだまだ強いローカルの需要に追いついておらず、価格も引き続き微増傾向にあります。ニュースでは売買軒数の大幅な落ち込みばかりがクローズアップされていますが、実際に実需マーケットは引き続きセラーマーケットと言えます。

一戸建て 中間価格 $859,300 先月比 +0.4% 昨年同月比 +20.4%

タウンハウス 中間価格 $422,400 先月比 +0.5% 昨年同月比 +25.2% 

コンドミニアム 中間価格 $267,000 先月比 +1.8% 昨年同月比 +26.5%

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テレビのニュースでは、主に売買軒数の大幅な現象を刺激的に報道していますが、海外からの需要の強かった高額コンドミニアムや、数億円の一戸建て市場など、価格への影響は限定的と言えます。近年の情報過多によってかえって混乱を巻き起こす場合もありますので、不動産情報はご自身のニーズにあった正しい情報収集が不可欠です。先ずはお気軽にご相談を!

 

 

 

 

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