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2017年4月のバンクーバー及びフレーザーバレーの市場統計が発表されました。

2017年4月のバンクーバー及び、フレーザーバレーの不動産市場統計が発表されました。数字で出てくる統計と、我々不動産業者が日々感じている景況感は随分と違いますので、その辺りもちょっと解説してみたいと思います。

グレーターバンクーバー市場

先月4月の売買軒数は、昨年比で-25.7%ダウン、先月比でも0.7%ダウンとなっていますので、この数字だけを見ると売れ行きが悪いように感じてしまいますが、実際の市場は数字に反して再度かなりヒートアップしています。今年に入ってからのコンドミニアムやタウンハウス市場は、引き続きローカルの購買需要の高さを反映し急激に上昇しています。売買軒数でも全体の68.5%を占めており、一戸建て物件から集合住宅へのシフトが顕著で、多くのバイヤーはより現実的な選択をし堅実なマイホーム購入を実現しています。もはや慢性的とも言える売り物件数不足ですが、4月の新規売り出し物件数は合計で4,907軒で、これは昨年比で約20%も少ない軒数です。現在のリスティング総数は7,813軒で、先月比でも+3%と微増です。リスティング数に対する売約率を示す、sales to active ratio %は45.5%で、20%以上は売り手市場と判断されますので、これはかなり強い売り手市場と言えます。物件タイプ別では、戸建て26%、タウンハウス58.2%、コンドミニアム82.2%、となっていますので、以下にコンドミニアムやタウンハウスの需要が高いがが分かります。

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フレーザーバレー市場

フレーザーバレーのセールスも、過去10ヶ月で最高となる2,230軒が売買されました。内訳は438軒がタウンハウス、567軒が紺dのミニアムと、全体の半数近くを集合住宅が占めています。売り出し物件不足は深刻で、昨年同月と比べて25.2%も低いため、自然とバイヤーが集中し、タウンハウスなどの売れ筋物件では競合オファーが殆どとなっています。それでもグレーターバンクーバーに比べてグッと購入射程圏の広がるサレーは、ベッドタウンとして多くのローカルによって購入されています。

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