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2018年1月のバンクーバー、及びフレーザーバレーの不動産統計が発表されました。

2018年1月のバンクーバー、及びフレーザーバレーの不動産市場統計が発表されました。年が明けて始めの月でしたが、昨年にひき続きコンドミニアムやタウンハウス市場は既に活発化しており、これらの物件に対しては複数のマルティプルオファーが殺到し、競争も激化しています。一方、価格の高い一戸建て物件は引き続き低調で、売買成約率も10%を割り込む場所もあるなど、買い手に有利なバイヤーズマーケットとなっています。Sell High! Buy Low!今まで遠かったコンドミニアムやタウンハウスからのアップサイズには絶好のチャンスです。

グレーターバンクーバー市場

ストラタと呼ばれる集合住宅と、一戸建て物件の温度差が益々広がっています。コンドミニアム物件の売り物件不足は深刻で、オファーも10組以上での競合が頻発しています。一方でウェストサイドの3ミリオン前後の一戸建て物件は、土地が広い訳でも、さほど新しい訳でもなく、買ってからも固定維持費が多くかかるため、中国資本が制限され主要な買い手を失った現在では、かなり市場が冷え込んでいます。全体の売買軒数も昨年12月より10%程度下がり、新たしく導入されたモーゲージ審査基準の引き絞めの影響も序所に出てきているものと推測されます。全てのタイプの住宅平均価格は$1,056,500ドルで、昨年同月比で+16.16% アップとなりました。

一戸建て 成約率 11.6% 売買軒数 487軒 中間価格 $1,601,500ドル 昨年同月比 +8.3% 先月比 -0.3%

コンドミニアム 成約率 57.2% 売買軒数 1,012軒 中間価格 $665,400ドル 昨年同月比 +27.4% 先月比 +1.5%

タウンハウス 成約率 32.8% 売買軒数 319軒 中間価格 $803,700ドル 昨年同月比 +17.5% 先月比 +/- 0%

Real Estate Board of Greater Vancouver Stats Report 

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フレーザー・バレー市場

ここ数年グレーター・バンクーバーから多くの買い手がシフトしており、昨年に続き活発に売買が成立している、サレー、ラングレーの不動産。先月は合計で1,210軒が売買され、そのセールの内訳の51%をコンドミニアムやタウンハウスが占めるなど、こちらも比較的購入しやすい集合住宅が人気です。特に若年層の個人やカップルに人気のコンドミニアムの価格は前年同月比で+44.1%の上昇となり、改めて需要の高さを浮き彫りにしました。それでも市場のスピードはグレーターバンクーバーよりも遅く、売買契約に要する日数は、コンドミニアムで19日、タウンハウスで24日、一戸建てでは平均46日間を要しています。

一戸建て 中間価格 $982,700ドル 前年同月比 +15.1% 前月比 +0.6%

タウンハウス 中間価格 $519,400ドル 前年同月比 +23.4% 前月比 +1.2%

コンドミニアム 中間価格 $404,100ドル 前年同月比 +44.1% 前月比 +4%

Fraser Valley Real Estate Board Stats Report

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リアルターから見た、感じる市場景況

特にコンドミニアム市場は深刻な売り物件不足となっており、グレーター・バンクーバーでは競合が激化しています。それでも1月から導入された住宅ローンの審査基準の引き上げの影響で、既にバイヤー層が減ってきているようにも感じますので、今後この物件不足とローン引き絞め、更なる住宅政策変更などには注視が必要です。今年こそは不動産!という方や、移民権を取得された方々など、先ずはお気軽にご相談ください。

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