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2018年2月のバンクーバー及びフレーザーバレーの不動産市場統計が発表されました。

2018年2月のバンクーバー及びフレーザーバレーの不動産市場統計が発表されました。

グレーターバンクーバー市場

グレーター・バンクーバーの2月のセールスは、昨年比9%ダウンし、過去10年の2月の平均と比べても14.4%ダウンと売買軒数が減っています。住宅金利の上昇と、ローン審査の更なる厳格化により、若年層のファーストタイムバイヤー市場に影響が出始めた結果と分析されていますが、実際の市場感は売るもの、売れる物件が無い、といったリスティング不足によるものと思います。売買成約率は12%を下回ると買い手側有利な買い手市場と言われますが、先月は一戸建てで13%、タウンハウス37.6%、コンドミニアムで59.7%となっていますので、いかにコンドミニアム市場が熱く、一戸建て市場が冷え込んでいるかがわかります。

一戸建て 売買軒数 621 昨年同月比 -16.6% 中間価格 $1,602,000 昨年同月比 +8.2%

コンドミニアム 売買軒数 1,185 昨年同月比 -7.1% 中間価格 $682,800 昨年同月比 +27.2%

タウンハウス 売買軒数 401 昨年比 -0.7% 中間価格 $819,200 昨年同月比 +18.1%

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フレーザーバレー市場

引き続き売り物件不足に悩むサレー市やラングレー。先月は合計1385軒が売買され、そのうち半数以上がコンドミニアムやタウンハウスといった集合住宅です。人気の3ベッドルーム・タウンハウスでも$60万ドル代で購入できるのが育児世帯には最大の魅力です。タウンハウスの成約率は67%、コンドミニアムに至っては75%と、圧倒的に売り手有利な売り手市場となっています。

一戸建て 売買軒数 670 中間価格 $992,100 昨年同月比 +15.7%

タウンハウス 売買軒数 336 中間価格 $531,000 昨年同月比 +25.4%

コンドミニアム 売買軒数 379 中間価格 $422,300 昨年同月比 +46.7%

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買い手に対する規制強化の影響で、市場が下がった、下がったとニュースで報道されていますが、その影響で逆に”売り控え”現象が発生し、ますます売り物件が減り、結果バイヤー間の競合が過熱し、更なる2桁%の価格上昇に繋がっています。これからマイホーム、という若年ファミリー層に一番厳しくしてどうするんでしょう。政治・政策のパフォーマンス的な策が裏目に出ているように感じます。

 

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