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2018年10月のバンクーバー及び、フレーザーバレーの市場統計が発表されました。

2018年も既に11月、あと2カ月を残すのみとなりました。今年に入り急激にスローダウンしたバンクーバーの不動産市場ですが、10月の市場統計が発表され、実際の数字となってデーターが出てきました。

グレーター・バンクーバー市場

グレーターバンクーバーでは、$2ミリオンを超える高額物件や、今まで飛ぶように売れていた投資用不動産の停滞、沈静化が顕著です。現在売買されているのは、主にローカルのファースト・タイム・バイヤー市場で、完全に買い手市場に転換した事、来年以降更に上がると予想されているモーゲージ金利を、現在の低金利のうちに購入したい、という実需のマーケットが中心です。10月は合計1,966軒が売買され、昨年比では-34.9%となったものの、先月比ではすでに+23.3%と売買件数自体は増加しています。一方で価格はやはり全体的に下降しており、平均でも$1.5ミリオン以上する一戸建ては発表された-5.1%よりも、実際には更に大きな%幅で値段が下がっています。この価格の下降は来年以降も7%~5%くらいの幅で続くと予想されていますが、その分銀行のモーゲージ金利も上昇してしまいますので、今買える状態にある人は更なる規制が入る前に購入を実行する人が増えています。

一戸建て 売買件数 637 前年同月比 -32.2% 中間価格 $1,524,000 前年同月比 -5.1% 3カ月比 -3.9%

コンドミニアム 売買件数 985 前年同月比 -35.7% 中間価格 $683,500 前年同月比 +5.8% 3カ月比 -3.1%

タウンハウス 売買件数 344 前年同月比 -37.5% 中間価格 $829,200 前年同月比 +4.4% 3カ月比 -2.8%

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フレーザーバレー市場

バンクーバー市場とは異なり、より地元経済に密着しているフレーザーバレーの不動産市場ですが、こちらも5月以降下降していた売買件数が9月比+11.6%と、やや回復してきています。一方で価格は同様に下降軌道で、ここ3カ月くらいで平均ー5%近い調整が入っています。ここ数年売り出し物件数不足が続いていましたが、現在では昨年比+41.3%の7,746軒が売り出されており、需給のバランスの取れた均衡マーケットとなっています。スカイトレイン沿線のコンドミニアムやタウンハウスなどは、今後の交通網の発達が期待されている事から、若年の購買層に人気となっており、価格も更に上昇が続くと予想されます。

一戸建て 売買軒数 438 中間価格 $986,700 昨年同月比 +1.1% 前月比 -0.2%

タウンハウス 売買軒数 306 中間価格 $538,400 昨年同月比 +7.1% 前月比 -1.4%

コンドミニアム 売買軒数 292 中間価格 $432,800 昨年同月比 +17.2% 前月比 -1.3%

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