ニュース

2020年8月のグレーターバンクーバー、及びフレーザーバレーの不動産市場統計が発表されました。

2020年8月のグレーターバンクーバー、及びフレーザーバレーの不動産市場統計が発表されました。今年はコロナウィスルの影響でストップした春の売買が夏季にずれ込み、8月としては過去10年比で+20%も売買が増加しました。

グレーターバンクーバー市場

8月は合計で3,047軒の不動産が売買され、これは昨年比+36.6%の増加となります。通常7月後半から8月にかけては夏季休暇シーズンの為、不動産の売買は一時的にスローダウンしますが、今年は春に売買をプランしていた人達が7月から市場に戻ってきて市場が活況となりました。観光や運輸、サービス業を除いた業種は比較的コロナウィスルの影響が少なく、歴史的低金利を背景にファーストタイム・ホームバイヤーが購入に踏み切っています。一方で投資用不動産や、高額物件などは需要の冷え込みが続いていて売り手にとっては厳しいマーケットとなっていますが、一般向け不動産の平均価格は既に上昇に転じており、2019年夏頃が底値であったと推測されます。

一戸建て 売買軒数 1,095軒 昨年比 +55.1% 中間価格 $1,491,300 昨年同月比 +6.6%

タウンハウス 売買軒数 629軒 差k年比 +51.6% 中間価格 $806,400 昨年同月比 +4.4% 

コンドミニアム 売買軒数 1,332軒 昨年比 +19.4% 中間価格 $685,800 昨年同月比 +4.5%

Download (PDF, 594KB)

フレーザーバレー市場

メトロバンクーバーの地元経済を最も強く反映している、サレーやラングレーの不動産ですが、先月に続き8月も過去20年で2番目のセールスを記録しました。合計で2,039軒が売買され、昨年同月比で+57.2%の増加となりました。一戸建てで$1ミリオン、築浅のタウンハウスでも$60万ドルくらいが中間価格帯となり、多くのチョイスと多様化した住宅タイプ、住宅価格のバランスの良さがマイホームバイヤーに受け入れられています。コロナウィスルで在宅ワークもすっかり定着し、今まで通勤が最大のネックとなっていた郊外物件に熱い注目が集まっています。

一戸建て 売買軒数 877軒 中間価格 $1,019,600 昨年同月比 +6.9%

タウンハウス 売買軒数 516軒 中間価格 $563,900 昨年同月比 +3.0%

コンドミニアム 売買軒数 422軒 中間価格 $437,300 昨年同月比 +4.0% 

Download (PDF, 746KB)

9月から新学期、新年度が始まったカナダですが、これからはコロナウィスルによる「ニュー・ノーマル」が普通になり、恐らく以前の様な生活が戻る事は無いと考えられます。従って働き方改革、スクール制度、普段の生活様式に至るまで、大きな変化を受け入れざるを得ない状況です。また、6カ月間のモーゲージローン返済猶予も今月末から10月にかけて期限切れとなりますので、返済再開に向けての現実的なプランニングが重要です。どうしても再開の目途が立たない場合には、滞納してしまう前に一旦不動産を売却し、クレジットの立て直しを図るのが最善策です。1度でも返済が滞るとクレジットスコアに多大なる影響を及ぼし、今後の融資が大変厳しくなってしまいます。まずは金融機関にご相談ください。

 

 

フレッド吉村について お客様の声
ページ上部へ戻る